縮毛矯正 「経験と見極め」の極意!

美容師は職人なのか?アーティストなのか?と問われることも最近では少なくなりつつありますが、答えとしては両方必要な要素であるというのが本当のところかもしれません。

といいますのも、指先の「感覚」と「経験」をベースに一つの仕事をムラ無く完璧にこなす姿勢は、まさに職人といえますし、この完璧主義に独創性の趣を強くすると、アーティストへ傾いていきます。

なにが言いたいかというと、どちらも同じように感覚を研ぎ澄ましてインスピレーションを手がかりに仕事を遂行していくものですが、こと「縮毛矯正」の施術においては「経験」が重要なものとなるので、なかなか若手美容師が縮毛矯正の達人の域に達することは難しいといわれています。

「見極める」には、経験値が必要?

ではこの「経験」とは具体的にどんなものなのかというと、
たとえば、強クセで髪質も太い毛髪に縮毛矯正をかけようとすると、経験値の浅い美容師は「見極め」を誤ってしまうことがしばしばあります。

なぜ経験の浅い美容師が誤りやすいかというと、一般的にサロンにストックしている中で「最も強い薬剤」を使用するように指導されているでしょうし、なんの躊躇もなく条件反射のように使用することでしょう。

それもそのはず、メーカーの頼りない仕様書にはそのように書いてあるのだろうし、たとえ先輩美容師にカウンセリング結果を話して、薬剤選定をフォローしてもらったとしても同じ薬剤を選ぶはずです。

一見すると、このやりとりはまるで問題のないように見えますが、「縮毛矯正の上手い」美容師ならこのようなやり方はしないと断言していいでしょう。

というのも、お客様の髪の毛は十人十色であって、こと日本人のクセ毛の特徴は様々な形状のクセが入り混じっている、とても複雑な毛髪の質を持った民族なのです。

一つの頭の中に様々なタイプのクセが存在する。
これだけでも、薬剤の塗り分けやそもそもの調合が複雑化してもおかしくないのですが、「経験値」の高い縮毛矯正を得意とする美容師は、「仮定」を常に持って見極めをする習慣が日頃より身についています。

習慣として「仮定」を持つということは、目の前にある毛髪の特徴の見えない裏側まで可能性として見越しているということです。

例えば先ほどの若手美容師さんのお話に戻しますと、お客様でいらっしゃった方の毛髪の特徴は「太くて、強いクセ」の持ち主でした。

 

「仮説」は「考察」のニトロに成る!

若手美容師さんは、一番ハードな薬剤を用いてこのお客様の髪の毛にアプローチをしようとしましたが、縮毛矯正を得意とする達人美容師の見立ては全く異なります。

達人美容師は必ずこう考えるはずです。
「クセは強いが、毛髪としては薬剤反応が早いかもしれない」
または問診の施術履歴で得た情報から、別の視点から仮説を立てるかもしれません。

もうお気づきでしょうか。

そうです。この達人美容師が習慣的に行う、毛髪を「見極めるプロセス」こそが、縮毛矯正の上手い美容師とそうでない美容師の決定的な差を生んでしまうのです。

そしてこのAIにも勝る「毛髪の解析力」は、圧倒的な経験を根底にした能力となるので、一朝一夕で身につくものではないことをご了承ください。

「継続は力なり」と古くから言われていますが、まさに縮毛矯正技術においても同じことがいえるはずですし、具体的に申せば「仮説」を常に見極めの際の片脇に抱え、目の前の毛髪に向き合うことが、縮毛矯正の達人となる一番の近道なのかもしれません。

 

 

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