抗がん剤治療後の髪の毛はクセ毛になってしまうことが多く、生えてから10ヶ月ほど経つとみなさん居てもたってもいられない状態となることが多いようです。
その場合、対策としてはウィッグのご使用を続ける方、帽子を被ってお過ごしになる方など、人によって対策は異なるのですが共通していえるのが、凄いボリューム感ととにかく暑い!のが辛いところです。
そして、この記事のタイトルにある通り、抗がん剤治療後の方が縮毛矯正をかけたくなる時期というのも実はありまして、今回はこちらの「みんな、いつ縮毛矯正かける?」の疑問について掘り下げてお話ししてみようと考えています。
もしお時間がおありでしたら、ご一読ください。
抗がん剤治療が終わって、10ヶ月ほど経過すると長さでいうと7cmぐらいでしょうか。
髪は新たに生えてくるのですが・・・クセ毛が残念ながら元気に生えてきます😱
そして思い悩み、いろいろと試行錯誤されることが多いのですが、最終的に「クセ毛には縮毛矯正が正解」という答えに行き着くのでしょう。
では、そのときに新たな疑問があなたの中に浮かぶはずです。
「縮毛矯正はいつかけれるの?」
技術的には、生えてきた髪の毛をアイロンで挟めればOKとなりますが、きっと皆さんがお知りになりたいのは「いつ?」というところだと思いますので、ここからはさらに「時期」に着目して進めさせていただきます。
「クセ毛をなんとかしたくて、縮毛矯正をかけたい!!」
それはいつ?
答えは大きく分けて、①季節の変わり目、②イベントの多い時期、③大型連休の後。
この3つの時期に多くのお客様がご来店されますし、同時にネットなどで調べる時期ともいえるようです。
では少しこちらの3つの時期についてお話ししていきましょう。
まず、これらの時期に集中する理由は明確にありまして、
例えば、春〜夏のウィッグを外したくなるタイミングやお子さんやご自身のイベントが重なる卒業・入学や年末年始、お盆などがあるでしょう。
まして初めましての方やご親戚の方々など、日常的にお会いする機会の無い人と会う時に色々と気にしてしまうことがありますよね。
そして、大型連休のお休み中などにWEBを使って
「抗がん剤治療 クセ 縮毛矯正」と検索される方も多く、調べるうちに今できることに可能性を感じて「どうにかしたい!!」とワクワクしたお気持ちになられるのだと思います。
そんなワクワクした気持ちをお持ちになっていただいて、
次は抗がん剤治療後の方が縮毛矯正をかけるお勧めなタイミングについてご説明しますね。
まず最初のタイミングは、ずばり「季節」です。
たとえば、治療が終わって秋ぐらいから新しく再生毛が生えたとして、長さでいうと7cmぐらいでしょうか。時期は梅雨から初夏ですね。
すでにご想像できるかと思いますが、「暑い!!」とにかく「暑いんです!!」
それもそのはず、7cmぐらい生えてくると根本のボリュームがなかなかに立派になってきて、被っているウィッグを浮かせるようにボリューミーになってきます。
ここで辛いのは、ウィッグが浮いているのは僅かであっても、けっこう不自然なんですよね😱
だからその為に、下にネットを被るわけですね。
・・・・蒸蒸
蒸れますよね。暑いですよね。
「あー、もうヤダー」😭となることが多いです。
わかります🙂↕️
またもう一つのお勧めのタイミングとして取り上げられるのが、久しぶりの人に会うために髪を「綺麗にしたい!!」と思われた、そのときでしょう。
それもそのはずです。
イベントに合わせて洋服は着替えることができますが、髪の毛というのはなかなかすぐに解決とはいきませんし。
ただ、「ウィッグをかぶってしまえば大丈夫」と言ってしまえば大丈夫といえるのですが、すでにご説明した通り、暑いし少し浮くんですウィッグが🤔
嫌ですよね不自然って・・
まさにそこが気になるのが人というものですし、女性ならなおのことでしょう。
実際に聞いた話ですが、ご家族に抗がん剤治療後のクセ毛を見せたり、それについて何か言われるのが嫌だから「ご実家への帰省ができなかった」という方もいらっしゃるほどです。
残念ですが身近な方だからこそ、何気なく傷ついてしまう一言を言ってしまうこともあるようです。
私もそのようなお話を聞いて、「そういうこともあるのか」と思いましたし、そのような状況になることは想像もできなかったので勉強になりました。
最近、当店で「抗がん剤治療後のサバイバーへの縮毛矯正」を施術された方で、お聞きしたことがあったのですが、縮毛矯正をかける前のくるくるのクセの時は、周囲からもあまり触れづらい距離感を感じていたが、縮毛矯正をかけて綺麗になった後では、前向きな言葉をいただくことが増えたとおっしゃっていました。
ご友人からは、「髪伸びてきたねっ」や「短い髪ならこんなカラーもいいんじゃないっ」など、以前の遠慮がちな壁が取り払われたようで、いい距離感になれたというお話も耳にしました。
良かったですよね。
ご本人も悩みのクセ毛がなくなりますし、前向きな言葉をかけられるときっと幸せになれますよね。
私もこのサバイバーの方の縮毛矯正を始めることで知ることになりましたが、施術をされたご本人のみならず、周囲のご家族やご友人までいい方向へ変えることができていることに光栄に思いました。
さきほどの「遠慮の壁」が取り払われたことは、身近な人でこそ大きな効果なのかもしれません。
そして最後のお勧めなタイミングとなりますが、大型連休などまとまったお休みの時期です。
まとまった時間があるときにご自身で調べられるのでしょう。
調べられた後に、そのままご予約をいただくことが多いです。
「抗がん剤治療と髪の悩み」について調べたことがある方にはご承知かと思いますが、今でこそ「抗がん剤治療後のクセ毛 縮毛矯正」などと検索すると、当店の記事がグーグルなどで表示されやすいのですが、私の知る限りほんの2年前まではこんな状況ではありませんでした。調べようと思っても情報がなかったんです。
一般的に抗がん剤治療をすると、髪が抜けるというのは多くの方が周知されているにもかかわらず、その後の髪の毛について詳しく書かれた情報というのはあまり見受けられませんでした。
しかし、医学的な観点からの情報なら少なからず得られたのではないでしょうか。
その一方、美容やファッション的な側面からの情報は、数行記述されている程度の大変少ないものでした。
とはいえ、今現在はこのことについて詳しく書いてくださっているサロンさんも多くいらっしゃるので、いい方向に進んでいると言えるのではないでしょうか。
大型連休明けに当店の記事から興味を持ち、ご予約をいただく遠方のお客様もいらっしゃいますが、遠方の方の場合「施術後は、お近くのサロンで対応できますよ」とお伝えしています。
その理由は、最初に生え始めた再生毛については一般的な美容師さんでは手に負えなくなります。
しかし、一度縮毛矯正をかけていただければ、再生毛が生えたお客様を担当したことのない美容師さんでも問題なく施術できることがほとんどです。
ぜひ、通いなれた美容師さんへ
「ただいま!」と言ってあげてください。
きっと一緒に嬉しがってくれるはずですよ☺️
【抗がん剤治療後の縮毛矯正のタイミングのまとめ】
わりと長文になってしまいました😅お読みいただいてありがとうございます。
最後に、抗がん剤治療が終わり再生毛としてクセ毛が生えてきたときの、縮毛矯正をかけるお勧めなタイミング。
それは、「手に追えない😭」と思ったらご相談ください。
残念ながら髪が短かければ短いほど、ヘアスタイルは作ることは難しいのですが、スタイルは作れなくてもクセは無くすことができます!
また、前髪が落ち着いてくれるだけでも正直安心できるでしょう😌
お役に立てれば幸いです。
ここからは美容師さんへのメッセージとなりますが、もし担当なさっているお客様が、抗がん剤治療をされてクセ毛でお困りになっている場合、ご自身で無理をなさらず当店へご紹介ください。
同じ美容師だから正直なところ申しますと、かなりリスクの高い施術になります。縮毛矯正をかけて綺麗になったお客様を再度迎え入れていただけますと嬉しいなと思っています。
よろしくお願いいたします。
CISTA