縮毛矯正 『妊婦』は平気?

いつもありがとうございます😊

この記事では、縮毛矯正と妊婦さんにまつわる不安ごとをご説明していきたいと思っています。

もしお時間許されるなら、ご覧ください🙇‍♂️

はじめに、医学は日進月歩で進歩していますが、過去の常識は現在の非常識ということも多くあります。

とくに妊婦さんになられた方々には、よくよくお分かりいただけると思いますが、たとえ数年前のことでもそれは同じです。

ですので、この記事は2021年に書いていますが、ご覧になる方がずいぶん未来の方々だとしたら、現在の最新の医学と比べながらお読みいただけるとよろしいと思います。

ま、私は医者でもなく美容師としての立場からの発信になるので、少し気楽にお話ししていきます😄

まず妊婦さんに必ず聞かれることで、またその代表的な回答をご紹介します。

Q.妊娠していますが、縮毛矯正は赤ちゃんに影響ありますか?

A.絶対という言葉は使えませんが、縮毛矯正が世に出て30年弱が経過しているなかで、縮毛矯正が赤ちゃんに直接影響したエビデンスはありません。しかし、心配なら産後の落ち着いてからでも焦らなくていいと思います。

ちなみに、私たち美容師も妊娠もすれば出産も経験する美容師は数多くいますし、公的に認められている産休まで出産1、2ヶ月前までは働き続ける女性もいます。

では、その彼女たちは仕事で毎日数多く薬剤に触れている日常を過ごして、お腹の赤ちゃんに影響しているかというと少なくとも私は聞いたことがありません。一般の方に比べて遥かに多い回数薬剤に日々触れていてもそのような結果です。

もちろん、この例えが全てではありませんし、絶対に影響ないと言い切れるものではありません。
最終的な判断はご自身でするものなので、一つのご参考にしていていただければと思います。
(どうしてもセンシティブなことなので、保険をかけるような言い方になってしまいすみません)

上記の代表的なお客様からのご質問は、ご懐妊された妊婦さんからほぼ必ず聞かれることです。
それもそのはず、自分だけの体ではなくなったのですから当たり前に気にすることだと言えます。

傾向をみていると、ご想像の通り第一子に限って尋ねられることが多いのも、このご質問の特徴でもあります。
個人的には微笑ましくみえるので、「がんばってねー」と応援したくなります😁

お客様から聞かれることとしては、上記の質問に凝縮される感じですが、逆にこちら側から確認することもあるのでご参考までにしていただければと思います。

    薬剤を用いる施術となるため、匂いに対して大丈夫ですか?
    縮毛矯正は施術時間の長くかかるメニューです。座り続けることはできますか?
    薬剤を流すためにシャンプーが必要になりますが、体勢はキツくないですか?

上記が美容師側から注意事項のような感じで確認されることが一般的ですし、もしどれかに当てはまったとしても「対策方法」もあるのでご安心いただければと思います。
少し各項目を説明していきますね。

最初に、薬剤の匂いに関してですが、こちらは主に安定期に入るまでに気になる方が多いのではないでしょうか。縮毛矯正の薬剤に関しても還元剤の主原料によっても臭いのキツさが異なるので、サロンがどんな薬剤を使用しているかによるところとなります。

ちなみに、CISTAでは施術中もしかり、縮毛矯正後のご自宅でのシャンプー時もあまり臭いが出ないように配合と工程を組んでいます。

次に、座り続けることに対しての心配事ですが、こちらに関してもちゃんと対応策があるのでご安心ください。
というのも、妊婦さんの場合は長時間座っていると、お腹が張ってきて苦しくなるのですが、途中途中で体勢を変えられるようにしてあげるとお腹の張りを防ぐことができます。

時間にして5分10分の間なので、少し店内を歩き回ってもらったりしてもらうと落ち着くと思います。
休憩のために途中で美容師の手を止めることもあるかもしれないので、施術の終了時間はいつもよりも長めに予定しているといいのではないでしょうか。

最後に、シャンプー台の種類にもよりますが、仰向けになるタイプのシャンプー台では、臨月ではどうしてもお腹が突っ張るような感覚があるかもしれません。そんな時は足元に踏み台を置いてもらうなど対処してもらうと楽になると思います。

もしくは膝を曲げると楽になることもあるようで、個人差があるので対応策はいろいろと考えられるでしょう。
さらにいうと、仰向けになっても人によっては全くなんともない人もいらっしゃいますので、施術前に美容師へ普段のツライ体勢などを説明しておくとうまく対応してくれるはずです。

ここまでが妊婦さんの場合の、不安ごとや美容師からの確認される項目の説明でした。
これだけでもほぼほぼ大体のことはご理解いただけたと思いますが、縮毛矯正+妊娠について、せっかくなのでもう少し掘り下げてみてみましょう。

おまけとして、美容師から妊婦さんが縮毛矯正をかけるときのアドバイスを少しいたします。

    出産に向けて髪型は、ショートにするかロングにするかは、前提条件によります。
    出産後も定期的に縮毛矯正をかけ続けるには、旦那さんの「教育」が不可欠です!
    産後の抜け毛には驚かないでください。不安になっても正常な体の変化です。
    なんといっても、髪がきれいだと「ストレスフリー」でいいことだらけ。

妊婦さんの最適な髪型についてですが、こちらは前提条件が個人差あるのでケースバイケースといえるでしょう。
たとえば、出産予定日が夏か冬の違いによっても、ドライヤーせずに放置しておける度合いが異なりますし、新生児の頃は「お風呂からのそのまま寝かしつけ」となることが多いので、湯上がり数十分は髪を乾かせない状況となることが予想できます。

さらに、もう少しお子さんが大きくなって、抱っこをしていると100%間違いなくお母さんの髪の毛を引っ張ります。
ときにはハムハム食べられたり、渾身の一撃で引っこ抜かれます・・。

そのために前髪を伸ばしたり、結んで掴む毛を無くす作戦を実施することも、なくは無いのでご参考までに。
上記のお風呂を入れるタイミングで、家の中にサポートしてくれる人がいるかどうかによっても最適な髪型は変わってくるので、まさしくケースバイケースといえるでしょう。

ただし、ひとつ確実に言えるのは「クセの強い人は、ロングのほうがいい」ということです。
なぜなら、結んでしまえば「隠せる」からです。
少なくとも乾かす時間はあっても、きれいにブローやストレートアイロンを使用することは難しいでしょうから、カラーリングも含め無難に半年は過ごされたほうがいいかもしれません。

縮毛矯正をかけ続けている人にとって、最大のストレスは「新しく生えた、根本のクセ毛」の存在感!だと思われますが、だからといって産前のように定期的な縮毛矯正は可能なのでしょうか?

こたえは「旦那次第」といえます。

どうしても、縮毛矯正は時間のかかるメニューです。
お子さんが寝ている間にチャチャっと終わらせるには、ちょっと時間がかかってしまいます。

そんなとき、旦那さんがおむつ替えや赤ちゃんをあやすことができたなら、ママは安心して出かけられるわけです!
なかには完全母乳の方もいらっしゃるので、間際まで授乳をタイムコントロールしていたり、事前に搾乳しておいて旦那さんに渡しておくという準備のよろしい方もいらっしゃいます。

産後の抜け毛にショックを受けてしまう方もいらっしゃいますが、こちらに関しては事前に美容師から「それが普通ですよー」と言われているのと、なにも知らないのとでは天と地ほどの安心感があるのだそうです。

そもそも、人間の髪の毛は10万本。
しかし、この10万本が常に毛根から出て、髪の毛として存在しているわけではありません。

髪の毛は女性ホルモンの影響を大きく受けるのですが、妊娠中は女性ホルモンがバンバンでてます。
なので髪の毛の成長も通常よりも早いですし、毛量も増えます。

というのも、人間の髪の毛は1/3ずつ役割が変わって存在しています。
たとえば、3万本は毛根から出て髪の毛として存在していますが、成長の停止している毛。
もう3万本は、髪の毛として存在してますし、伸びて成長していく毛。

さらに3万本は、頭皮の内部の毛包の中で待機している毛。
と、それぞれに役割の違う「毛」が通常時は存在しているわけです。

ですが、妊娠中はこのサイクルが変わります。
すべての「毛たち」が元気全開で伸びてきます!!

ん〜〜。(^ ^)

時間は流れ、出産後はこの全開バリバリのサイクル状態が、落ち着いてきます。
もとの3万本サイクルに戻っていくわけです。

ということなので、結果的に短期間で「3万本が抜ける」ことになります。
しかも主にフェイスラインの毛が抜けていきます。
なぜなら、前髪周辺は女性ホルモンの支配が強いので、産後は目立って抜けます。。

心構えというか、事前にこの理論がわかっていると、必要以上の不安は回避できるはずです。
7センチぐらい伸びるまでは目立ってしまいますが、産後の勲章として御心持ちくださいww

女性にとって、髪の毛はやはり大切なものであって「ストレス度」を大きく変える要素でもあります。
よく言われているのは女性が普段、時間の自由が効かなくなってしばらく経過したときに、何を1番に望むかというと「髪の毛を綺麗」にしたがります

科学的な根拠は分かりませんが、納得できる女性は多いのではないでしょうか。
それと同じように、産前産後も髪を綺麗にしているといわゆる「マタニティブルー」もだいぶ減りますし、育児のイライラもだいぶ解消されます。

「にこにこママ」の完成です!

私も美容師として、お客様が「にこにこママ」にリフレッシュしたな〜と気づくと、ちょっと地球の危機を救ったような『使命感』を感じてしまいますww

縮毛矯正 『妊婦』は平気?についてのまとめ

いかがだったでしょうか?
誰でも第一子の妊娠は不安や心配が多いものですし、何をしてOKなのかも分からないことだらけです。

美容師である私から申し上げられるのは、どんなことでも不安があれば相談してみてください!ということです。
美容師はお客様が思っている以上に、たくさんの方へ接客していて経験を積んでいれば、「場馴れ」しています。

もし容師自身に身近な出産経験があるなら、妊婦さんがどんなことで困っているかも大体はわかりますし、多少のことでは驚きません。私たちはサービス業のプロなのですから😏

願わくば、困りごとをすぐに言いやすい美容師が近くにいることを願いますが、そうでなくても我慢はせずに美容師へリクエストをしてみてください。

妊婦さんは社会全体で守らなければならない存在なので、もし美容師を代表して言っていいのなら「お任せくださいっ!」と最後にお伝えいたします。

この記事で少しでも不安や心配事を払拭できたなら、幸いでございますっ🙇‍♂️

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CISTAは10年間これまで多くのクセ毛の方のお悩みや縮毛矯正の失敗などを直してきました。「天使の輪がでる髪になったよ!」そういって嬉しそうな表情のお客様に携われるこの仕事は、とても幸せです。そして2023年より新たに【抗がん剤治療後の再生毛への縮毛矯正】も始めることにいたしました。「抗がん剤治療後からクセ毛になってしまった」「縮毛矯正をかけたいが、どーしていいか分からない」など毎月数名ずつ施術させていただいているのですが、実際お客様より沢山のニーズがあることを教わっています。少しずつ皆様の多様なニーズにもお応えできるように日々研究をしています。縮毛矯正に限らず「カラーやカット」のご依頼もお受けしていますので、お気軽にいらしてください。ぜひオシャレなサロンで治療以前の頃の【美容室に行く楽しみ】をもう一度実感なさってください。

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