脱毛後に生えてきた髪がうねる・チリつくのはなぜ?|美容師にできること

脱毛を経験したあと、ようやく生えてきた髪を見て、以前との違いに戸惑う方がいます。

「以前は真っすぐだったのに、強くうねっている」
「チリチリして、どう乾かしてもまとまらない」
「髪は生えてきたけれど、以前の髪型に戻れない」

CISTAでは、抗がん剤治療後の再生毛に対する縮毛矯正を行うなかで、このような髪の変化と向き合ってきました。

最近では、抗がん剤治療後だけでなく、感染症や急激な体調変化などを経験したあとに、髪が抜けたり、生えてきた髪質が以前と違うと感じたりする方からご相談をいただくこともあります。

ただし、脱毛の原因を判断することと、生えてきた髪を扱いやすく整えることは別の領域です。

美容師にできるのは、病気や脱毛の原因を診断することではありません。
現在生えている髪を観察し、その髪でどのような髪型をつくれるのかを考えることです。

【結論】脱毛後に生えてきた髪が、以前と違うと感じたら

脱毛後に生えてきた髪がうねる、チリつく、まとまりにくいと感じても、その原因を髪の見た目だけで決めることはできません。脱毛が続いている場合や、頭皮に痛み・赤みなどがある場合は、まず医療機関へご相談ください。脱毛が落ち着き、髪が生えそろってきた段階では、美容師がお手伝いできることがあります。CISTAでは、現在の髪の長さ、髪質のばらつき、毛髪体力、希望する髪型を確認し、今できる範囲で扱いやすい髪へ整える方法を考えます。

脱毛後に生えてきた髪が、以前と違うことがあります

脱毛後の髪に現れる変化は、一人ひとり異なります。

強いうねりが出る方。
細く柔らかい髪が生えてくる方。
チリつきや広がりが目立つ方。
部分によって髪質が異なる方。

同じ方の髪でも、頭頂部は強くうねり、襟足は比較的真っすぐということもあります。

また、生え始めたばかりの髪と、その後に生えてきた髪で、太さや手触りが異なることもあります。

このような髪を、すべて同じ髪質として扱うことはできません。
通常の縮毛矯正以上に、部分ごとの状態を細かく観察する必要があります。

髪質の変化だけで、脱毛の原因は判断できません

脱毛には、さまざまな原因があります。

治療に使用した薬剤、病気や体調の変化、栄養状態、ホルモンの変化など、複数の要因が関係する場合があります。

厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症の罹患後症状の一つとして脱毛を挙げています。一方、日本皮膚科学会の資料でも、脱毛については全身疾患、貧血、急激なダイエット、薬剤などとの鑑別が重要とされています。

そのため、美容師が髪を見ただけで、
「この原因で脱毛した」
「このために髪質が変わった」
と判断することはできません。

抜け毛が続いている。
部分的な脱毛が広がっている。
頭皮に痛み、かゆみ、赤みなどがある。
体調面にも気になる変化がある。

このような場合は、美容施術を考える前に医療機関へご相談ください。

美容師の役割は、生えてきた髪を扱いやすくすること

脱毛の原因を調べ、治療するのは医療の役割です。

美容師がお手伝いできるのは、脱毛が落ち着き、再び生えてきた髪を日常のなかで扱いやすくすることです。

たとえば、髪の長さや状態に応じて、次のような方法を考えます。

  • 現在の長さを活かせる髪型に整える
  • 広がりにくい乾かし方やお手入れ方法をお伝えする
  • 必要に応じてトップピースやウィッグと自毛をなじませる
  • 髪の状態と長さが整った段階で縮毛矯正を検討する

縮毛矯正をかけることだけが答えではありません。

今の髪で何ができるのか。
もう少し長さが必要なのか。
現在は髪を育てる期間なのか。

その時点で最も負担の少ない方法を選ぶことも、美容師の大切な仕事です。

再生毛は、部分によって状態が異なることがあります

再び生えてきた髪を拝見すると、頭全体が均一な状態ではないことがあります。

ある部分は比較的しっかりしている。
ある部分は細く、乾燥しやすい。
ある部分には強いうねりがある。
毛先と根元で手触りが異なる。

このような髪へ一律に同じ薬剤を使い、同じ温度とアイロン操作で施術すると、必要以上の負担を加えてしまうことがあります。

CISTAでは、髪を細かく分けて観察し、場所ごとの毛髪体力に合わせて施術を組み立てます。

しっかり反応させる必要がある場所。
できるだけ弱い反応にとどめる場所。
今回は薬剤を使わない場所。

その違いを見極めることが、再生毛を扱ううえで重要になります。

回復美容で培った経験を、目の前の髪に活かす

CISTAでは、抗がん剤治療後の再生毛に向き合う施術を「回復美容」と呼んでいます。

抗がん剤治療後の髪は、髪質や再生の経過に個人差があり、施術時期や完成する髪型について慎重な判断が必要です。

そのなかで培ってきたのは、特別な薬剤だけではありません。

  • 髪質のばらつきを観察すること
  • 髪の長さから完成する髪型を考えること
  • 必要な反応と、避けるべき負担を分けること
  • 今できることと、もう少し待ったほうがよいことを共有すること

こうした観察と施術設計は、抗がん剤治療後に限らず、脱毛後に生えてきた髪を整えるときにも活かせると考えています。

ただし、脱毛の原因や髪が再生する経過は同じではありません。

抗がん剤治療後の施術基準を、原因の異なるすべての再生毛へそのまま当てはめるのではなく、現在の髪と頭皮の状態、脱毛からの経過、髪の長さを個別に確認します。

クセを伸ばせても、失われた髪の体力を元に戻すことはできません

縮毛矯正によって、うねりや広がりを整えられる場合があります。

しかし、縮毛矯正は髪の治療ではありません。
傷んだ髪を健康な状態へ回復させる施術でもありません。

今ある髪の体力を見極め、その範囲内で形を整える技術です。

そのため、髪の状態によっては一度にすべてを整えようとせず、長さが育つのを待つことや、施術範囲を限定することもあります。

施術をすることよりも、施術後の日常で喜んでいただけること。
CISTAは、その着地点を大切にしています。

専門的な施術が終わったら、いつもの美容室へ戻ってかまいません

CISTAへ来店される方のなかには、長く通っている美容室や、信頼している担当美容師さんがいる方もいらっしゃいます。

その関係を手放す必要はありません。

再生毛への縮毛矯正など、専門的な判断が必要な部分だけCISTAがお手伝いし、その後は元の美容室へ戻っていただいても大丈夫です。

専門性が必要な部分を、必要な期間だけ担当する。
そして、また安心していつもの美容室へ通える状態をつくる。

それも、CISTAが考える回復美容の役割です。

まとめ|脱毛が落ち着いた先には、美容師がお手伝いできることがあります

脱毛後に生えてきた髪が以前と違っても、その原因を美容師が判断することはできません。

抜け毛が続いている場合や頭皮に異常がある場合は、まず医療機関へご相談ください。

そのうえで、脱毛が落ち着き、髪が生えそろってきた段階には、美容師がお手伝いできることがあります。

今の長さでできる髪型を考える。
毎日のお手入れを楽にする。
必要であれば、髪の状態を見ながら縮毛矯正を検討する。

CISTAでは、回復美容で培った観察と施術設計を活かしながら、目の前の髪に合った方法を考えます。

髪が生えてきたあとも、扱いづらさを我慢し続ける必要はありません。
元の日常へ戻るために、美容師だからこそできることを一緒に探していきます。

>

CISTA/綱島本店.平日10:00~17:30休日10:00~19:00 .|.東横線「綱島駅」から徒歩2分 .|.東急新横浜線「新綱島駅」から徒歩5分

CTR IMG