髪質改善で髪が傷んだと感じるのはなぜですか?

髪質改善で髪が傷んだと感じるのはなぜですか?

髪質改善をしたのに、思っていたほど綺麗にならなかった。

最初はツヤツヤだったのに、時間が経つとパサついてきた。

根元はクセが出て、毛先は硬く、水分を感じない。

そんな状態になると、

「髪質改善で失敗したのかな」

と感じる方もいると思います。

ただ、髪質改善そのものが悪いわけではありません。

大切なのは、

その施術が、今の髪の悩みや目的に合っていたかどうか。

この記事では、髪質改善で「失敗した」と感じる理由と、CISTAが考える判断基準についてお伝えします。

髪質改善で「失敗した」と感じる髪には、共通点があります

髪質改善で失敗したと感じてご来店される方の髪には、いくつか共通点があります。

根元にはクセが出ていて、まとまりが悪い。

毛先はパサついている。

一見ツヤはあるように見える。

でも、水分を感じない。

そんな状態です。

来店時には、髪質改善の効果が落ち切っていることも多くあります。

施術直後は、ツヤツヤでサラサラ。

人工的なガラスのような質感に見えることもあります。

しかし時間が経つと、髪の内部に入れ込んだ成分が抜け、表面のカバー剤も剥がれていきます。

すると、髪の中がスカスカしたように感じたり、水分を感じにくい状態に戻ってしまうことがあります。

もう一度内部成分を入れ、表面をカバーすれば、ツヤやサラサラ感は戻るかもしれません。

でも、また時間が経つと同じ状態に戻る。

それが、その方の目的に合っているのか。

私はそこを考えます。

髪質改善が悪いのではなく、「目的」が違うことがあります

髪質改善そのものが悪いとは思っていません。

美容の施術メニューは、目的に合っていれば価値があります。

逆に、目的に合っていなければ、どれだけ人気の施術でも、髪にインパクトを与えるだけになってしまうことがあります。

髪質改善は、髪のプロテインのようなものだと考えると分かりやすいかもしれません。

必要としている方が、必要なタイミングで、継続的に利用する。

それが目的に合っているなら、とても良い選択です。

ただ現実には、髪質改善が万能薬のように広告されていることも少なくありません。

クセを伸ばしたいのか。

質感を一時的に整えたいのか。

ダメージをこれ以上進ませたくないのか。

髪の悩みや目的によって、本当に必要な施術は変わります。

目的と方法が合っていないと、施術直後は綺麗に見えても、時間が経つほど違和感が出てしまうことがあります。

「もっとやれば綺麗になる」とは限りません

髪質改善は、一時的に髪を綺麗に見せる施術です。

定期的に内部成分を補い、切らさず続けることで、持続的な効果を感じる方もいます。

それをメリットだと感じるなら、目的と方法は合っています。

一方で、髪の悩みやコンプレックスには、根本的な解決が必要なこともあります。

クセが原因なら、クセに対する施術が必要です。

毛髪体力が限界に近いなら、これ以上負担をかけない判断が必要です。

髪質改善を重ねることが、必ずしも正解とは限りません。

目的がズレているのに、

「もっとやれば綺麗になる」

と思い込んでしまうことには注意が必要です。

髪質改善で失敗した髪には、何が起きているのでしょうか

髪質改善は、縮毛矯正と比べると失敗リスクが少ない施術メニューとされています。

しかし、失敗が起こらないわけではありません。

髪質改善で用いる主剤には、それぞれ性質があります。

その性質による副作用が表に出てしまうことがあります。

髪が硬くなる。

ゴワつく。

水分を感じない。

ビビリ毛のように見える。

こうした状態です。

また、施術方法が的確ではなかった可能性もあります。

髪質改善は、髪の中で化学反応を起こし、タンパク質を架橋させる施術です。

この反応は、下準備や施術のムラによって結果が大きく変わります。

熟練した美容師から見ると、髪に何が起きているのかはある程度分かります。

ただし、ビビリ毛のような状態については、熱によるものなのか、酸による収斂なのか、見ただけでは判断しきれないこともあります。

修正できる髪と、すぐには触らない髪があります

髪質改善で傷んだと感じる髪でも、すぐに良い方向へ修正できる場合があります。

一方で、すぐには触らない方がいい場合もあります。

判断する時に分かりやすいのは、髪を濡らした時の状態です。

弾力。

コシ。

芯を感じるかどうか。

これらが残っていれば、今より良い状態に直せる可能性があります。

反対に、それらを感じない場合は、無理に施術を重ねない方がいいこともあります。

その場合は、伸びてカットしていくまでのつなぎとして、ホームケアや、今傷んでいない部分を活かす方法をご提案します。

直せるかどうかよりも、これ以上悪くしないこと。

それも大切な判断です。

酸性なら安心、というわけではありません

最近は、酸性という言葉に安心感を持つ方も多いと思います。

アルカリは傷む。

酸性なら傷まない。

そのように説明されることもあります。

でも、実際はそこまで単純ではありません。

pHとしての酸性・アルカリ性と、アルカリ剤の働きが混同されていることもあります。

酸性にもメリットとデメリットがあります。

酸性のメリットは、ビビリ毛になりにくいこと。

デメリットは、アルカリに比べるとクセが伸びにくいこと。

大切なのは、酸性かアルカリ性かではありません。

その髪に、その施術が合っているかどうかです。

「悪」とされているものを避ければ大丈夫、という考え方だけでは、髪を正しく判断することはできません。

CISTAでは、まず「目的」を確認します

髪質改善で後悔している方に、まずお伝えしたいのは、目的を整理することです。

お客様目線では、

目的と結果。

美容師目線では、

原因と対応策。

この2つが合っていることが大切です。

髪質改善は、目的に合っていれば良い施術です。

でも、目的がズレている場合、いくら繰り返しても本当の悩みは解決しません。

クセをどうにかしたいのか。

一時的な質感が欲しいのか。

傷ませずにこれから整えていきたいのか。

まず、そこを明確にすること。

必要なのは、もっと施術を重ねることではなく、

何のために、その施術をするのか。

それを整理することだと考えています。

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