縮毛矯正の失敗は直せる?直せない?|専門店CISTAが正直にお答えします
縮毛矯正をしたあと、
「髪がチリチリになってしまった。」
「毛先がビビってしまった。」
「根元が折れてしまった。」
「前よりまとまらなくなった。」
そんなお悩みで、CISTAへお問い合わせいただくことがあります。
そのたびに、とても心苦しいのですが、お伝えしなければならないことがあります。
すべての縮毛矯正の失敗が直せるわけではありません。
縮毛矯正の失敗には、美容技術によって改善できるものと、元通りに直すことができないものがあります。
この記事では、縮毛矯正を専門とする美容師として、
- 改善できるケース
- 直すことができないケース
- それでも今できること
について正直にお話しします。
「縮毛矯正の失敗」と一言で言っても、状態はそれぞれ違います
縮毛矯正の失敗には、さまざまな状態があります。
例えば、
- 思ったより真っすぐにならなかった
- 毛先がツンとしてしまった
- ボリュームがなくなりすぎた
- 手触りが悪くなった
- 髪がチリチリになった
- 根元が折れてしまった
- 途中で髪が切れてしまう(断毛)
お客様から見ると、どれも「縮毛矯正に失敗した」という同じ出来事に見えるかもしれません。
しかし、美容師から見ると状態は大きく異なります。
この中には改善できるものと、改善することが非常に難しいものがあります。
CISTAで改善できる可能性があるケース
例えば、
- クセが少し残ってしまった
- 毛先の形が気になる
- 難しい髪質だと言われて縮毛矯正を断られてしまった
- 毛先の質感が硬くなってしまった
このようなケースでは、髪の状態を確認しながら改善できる可能性があります。
もちろん、すべては髪の体力次第です。
同じように見える髪でも、これまで行ってきたカラーや縮毛矯正、日々のアイロンなどによって、残されている毛髪体力は違います。
それでも、髪に施術できる余力が残っているのであれば、美容技術によって今より扱いやすくできることは多くあります。
CISTAでも元通りに直すことができないケース
一方で、薬剤などの影響によって髪の内部構造そのものが大きく損傷してしまった場合があります。
この状態になった髪を、美容技術によって元の健康な髪へ戻すことはできません。
特に、
- ビビリ毛
- 過還元によって著しく損傷した髪
- 断毛している髪
- 根元が強く折れて損傷している髪
などは、
「もう一度縮毛矯正をすれば直る」
というものではありません。
一度大きく損傷してしまった毛髪が、施術によって治療前のような健康な状態へ再生することはありません。
そのような状態になった部分は、時間をかけて伸ばし、最終的にはカットしてなくしていくことが根本的な解決になります。
一時的に、直ったように見せる方法はあります。
トリートメント成分などを補い、表面をコーティングすることで手触りや見た目が改善することもあります。
しかし、それによって傷んだ髪そのものが健康な状態へ戻ったわけではありません。
髪の状態によっては、その後さらに施術を重ねることで負担が増えてしまうこともあります。
傷んだ髪は、誤魔化すことはできてもダメージを直すことはできません。
だからこそ、期待を持たせることよりも、まずプロフェッショナルとして髪の状態を正しく判断することを大切にしています。
なぜ「直せません」と言うのか
美容師として、
「できます。」
と言った方が売上になるかもしれません。
SNSや動画では、魔法のように直ったように見えるものもあります。
しかし現実には、写真や動画だけでは判断できない髪があります。
元通りになると期待して来店され、実際に髪を見てから、
「やっぱり無理でした。」
では、お客様にとっても美容師にとっても、残念な時間になってしまいます。
だからCISTAでは、できないことを「できる」とは言いません。
その髪に対してできることと、できないことを分けて考えます。
それでも、できることはあります
傷んでしまった髪を、元の状態へ戻すことはできません。
でも、できることが何もないわけではありません。
例えば、
- これ以上髪を傷ませないこと
- ダメージが少ない部分のクセを伸ばすこと
- 伸びてきた健康な髪と、傷んだ部分をきれいにつないでいくこと
- ダメージ部分を少しずつ減らしていくこと
- 現在の髪を扱いやすくするホームケアを選ぶこと
美容には、
「壊れてしまった髪を治す」
以外にもできることがあります。
今より状態を悪化させない。
気になる部分を少し緩和する。
新しく伸びてくる髪と馴染ませる。
扱いやすい状態へ少しずつ調整していく。
今の髪の状態を受け止めた上で、その中でできることを考えることも美容師の仕事です。
CISTAは「失敗を直す専門店」ではありません
CISTAは、
「失敗を直す専門店」ではありません。
「難しい縮毛矯正ができる専門店」です。
難しい髪の状態でも、髪に施術できる余力が残っているのであれば、できる限り喜んでいただける縮毛矯正を考えます。
できることを、丁寧に仕上げていきます。
ただし、髪にも体力があり、限界があります。
その限界を超えてまで縮毛矯正を行うことは、髪をきれいにすることとは違います。
そのためCISTAでは、髪の状態によっては「今は施術しない」という判断をすることがあります。
やらない判断も、美容師の技術の一つだと考えています。
縮毛矯正の失敗には、直せるものと直せないものがあります
縮毛矯正の失敗には、
改善できるもの。
直すことができないもの。
があります。
だからこそ、SNSや動画で見つけた都合のいい情報だけで判断するのではなく、難しいことではありますが、自分の髪を任せられる美容師を探してみてください。
逆の発想かもしれませんが、信頼できる美容師ほど、派手な広告や露出をしていないこともあります。
すでに信頼していただいているお客様の髪を担当しながら、毎日サロンワークをしている美容師もたくさんいるからです。
CISTAでは、
できることは、できます。
できないことは、できません。
それを正直にお伝えしたうえで、現在の髪でできることを考えます。
縮毛矯正は、どんな状態の髪にでもかけられるものではありません。
今の髪にとって何が一番いい選択なのか。
それを一緒に考え、今できる範囲で一番きれいな髪にしていくこと。
それが私たちの仕事だと思っています。
もう少し知りたい方へ
なぜ失敗が起きるのか。何が判断の基準になるのか。CISTAが考える縮毛矯正の考え方を、別の記事でもお伝えしています。

